☆†赤い瞳にご用心†☆
「あ、あんまり見ないでよ…!」
そう言って、元の姿に戻ってしまった。
「ずっと、人間の姿でいてくれればいいのに♪」
「い、いやだよ…!」
「どうして? そんなに恥ずかしいの??」
そう聞いた瞬間、一瞬だけど暗い顔になった気がした。
だけどすぐに笑ってこう言った。
「恥ずかしいのっ」
それから、カルはそっぽを向いてしまった。
カル、何か隠してる?
私の、考えすぎかな…?
そう思ってると、どうしたの?と璃鶴に聞かれた。
「どうも、してないよ♪」
そう答えても、疑ってるようだったから、ほんとだよっ!って付け足しといた。
それから、一時間くらいペチャクチャしゃべったあとで璃鶴は帰ってった。