☆†赤い瞳にご用心†☆
「そんなことより!」
「なんだよ?」
「今度、遊びにいくのってどこに行くの?」
「まだ、決まってない」
そうだよね。
今日遊びに行くってこと決まって、もうどこに行くのかも決まってたら、すごいよね。
お兄ちゃん達が決められる訳ないって意味で……
「凛々はどこに行きたいんだ?」
「私はね、水族館とか、遊園地とかっ?」
「なるほどなー。さすが女子って感じの意見だな」
「仕方ないよ、私女子だもん」
そう言ったら、なんか面白くなってわらちゃった。
そしたら、お兄ちゃんもつられて笑い出した。
悪夢なんて、どうだっていいんだ……
今が楽しければ、それでいい。
この生活が壊れなければ…これで……