☆†赤い瞳にご用心†☆
「唯繰、やめてあげなよ」
「でもよー?」
「璃鶴もあんまり、やんちゃしてはいけないよ?」
「はーいはい。ほんと、太希っておかたいよね」
何だか私はおいてかれていってしまってるけど、話はまとまったみたい。
みんな、席について計画をたてはじめた。
「何時から行く? たぶん、早くからいかないと入れないと思うんだけどね」
「そうだなー」
「僕は何時でもいいよー?」
「私は…早すぎるのは、ちょっと……」
ここのメンバーみんな、早起きとくいそうだからな……
うぅ…私だけ……
「そうだね。凛々は早起き苦手だもんね」
「うん、ごめんね」
「じゃあ、車ん中で寝れば?」
「女心がわかってないわね、唯繰は」
璃鶴の言うとおりだよ!
車なかで寝ればいいとか?!
無理、ぜーったい無理!
「女心、ねぇ…お前に言われてもなぁ……って!」
唯繰は足を踏みつけられたようだった。
「タンマ…ギブっ! …骨お、れるっ!!」
「折れれば?」
璃鶴はおこっているようで、グイグイと踏みつけている。
「やめたげてっ。きっと、唯繰お兄ちゃんも悪気があっていったわけじゃないとおもうから」
「凛々ちゃんがそういうなら、やめたげる♪」
以外にあっさり収まった。
その後も何度かそんな乱闘を繰り返しながら、計画を立て終わったのは夜7時ごろだった。