☆†赤い瞳にご用心†☆




私は支度がすむと、1階にあるリビングに向かった。




私の家はよくある、3階まであるお家。

その中の1番上の階…3階に私の部屋がある。




階段を駆け下りて行ってリビングに入る。




「おっはよー♪」




…………




「やっぱ、誰もいないかぁ」




部屋に置かれた机の方に歩いていって、置き手紙を発見。

中身は朝食についてと、入学式にいけなくてごめんね、などの謝罪文がほとんどをしめていた。




「こんなに、謝らなくてもいいのに」




私の家族はお母さん、お父さん、お兄ちゃんが二人の四人家族で…

お母さんもお父さんも仕事が忙しくて、顔を合わして会話をするなんて事は殆どない。

お兄ちゃんは一人は聖蘭高校の2年生で、今日は入学式の準備か何かでもっと早い時間に家を出たんだと思う。

で、もう一人は大学生で、雑誌とかのモデルとかしてるらしい。




そんなわけで、この家で挨拶に挨拶が返ってこないのは日常茶飯事なのです。





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