☆†赤い瞳にご用心†☆
「ねぇねぇ、凛々」
「なぁに、カル?」
「時間っ」
私は今、呑気に朝食を口に運んでいたんだけど…
カバンからケータイを取り出して時間を確認。
「きゃぁぁぁぁっ!!!!」
近所迷惑じゃないかってぐらいには大声で叫んだと思う。
やばい、やばいっ!
もう、入学式まで20分しかない……
家から高校まで、30分ぐらいかかるのにぃ!!
私は朝食をほおりだして、カバンを持って家を出た。
これが、入学式の朝の私。
もっと、時間に余裕を持って行動すれば良かったと後から後悔…
入学式には、何とか魔法などなどを駆使して間に合わせることが出来たけど……
かっこ悪いよぉ、私っ!!