☆†赤い瞳にご用心†☆
「今日、楽しくなかった??」
「別に……」
相変わらず、外を眺めている璃鶴が小さな声でそう答えた。
「別に、気を使わなくてもいいんだよ?言いたいことがあるなら、言って??」
私はなるべく優しい声で言った。
「……」
だけど、璃鶴からは無言しか返ってこない。
どうしよう?!
怒ってるのかな??
でも、なんで?
私は疑問だらけで頭がパンクしそうになっていた。
「ねぇ、私じゃ力になれないの?」
その言葉に璃鶴がピクッと体を震わせ反応した。
「ねぇ、答えてくれないと何もできないよ?」
さっきの言葉に拍車をかけるように言った。