+MYSTIC love+
のんびりご飯食べてたら、時計は7時半を指していた。


「多喜、お父さんは先行くぞ。…じゃぁ、母さん行ってくる」



お父さん、いつの間に食べ終わったの?!


母に見送られながら、先に家を出た父の扉を閉める音。


私は、慌てて食器を流し台に運び、カバンを小脇に抱えた。


「お母さん、行ってきます!」
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