16歳で子供ができました
いきなりの先輩の告白に
びっくりしたけどそれ以上に
すごく。すんごく嬉しかった。
でも、でも…。
「…私はダメですよ。
雄哉先輩の彼女にはふさわしく
ないです。私には
もったいないですよ…。」
力なく笑いながら先輩に言った。
私の心に引っかかっていたのは
''妊娠したかもしれない"
ということだった。
今付き合っても先輩に迷惑を
かけるだけだ…。
何度もそう自分に言い聞かせた。
「美織は俺のこと
どう思ってんの…?」