天使の涙
第1章 笑顔
「はあ・・・ドキドキするなあ」
校門の前でポツんと立っている少女が1人。
2つに結ったみつあみにだぶだぶの制服。
それにくるくる眼鏡をかけて、私は今日から高校生になる。
ここでどんな出会いが待っているのか、楽しみもあり、ちゃんとやっていけるのかという不安もあり、複雑な気分だ。
私が1人でキョロキョロしていると
「おめぇも新入生か?」
そう言って話しかけてきたのは、同じ新入生だと思われる、1人の女の子・・・だった。
というか、第1印象ははっきりいってまるっきり男だった。
私はそわそわしながらも言葉を返した。
「あっはい!あなたもですか?」
「ああオレもだ。オレ、清水茜ってーんだ」
自分のこと『オレ』って言ってるし、制服のボタンは留めてないし、髪はボサボサだし、
なんだかすごいだらだらした格好だった。
顔は結構可愛いんだけど、やっぱり同じ女の子という感じじゃなかった。
「あたし、若月しずくっていいます!よ、宜しくお願いします!」
同じクラスだったということもあり、その子とはすぐに仲良くなった。
茜ちゃんは少し喋ってみるとすぐにいい人だということが分かった。
中学の時の友達はみんな違う高校に入って友達が誰1人も居なかったから、
とりあえず友達が出来て私は安心した。
校門の前でポツんと立っている少女が1人。
2つに結ったみつあみにだぶだぶの制服。
それにくるくる眼鏡をかけて、私は今日から高校生になる。
ここでどんな出会いが待っているのか、楽しみもあり、ちゃんとやっていけるのかという不安もあり、複雑な気分だ。
私が1人でキョロキョロしていると
「おめぇも新入生か?」
そう言って話しかけてきたのは、同じ新入生だと思われる、1人の女の子・・・だった。
というか、第1印象ははっきりいってまるっきり男だった。
私はそわそわしながらも言葉を返した。
「あっはい!あなたもですか?」
「ああオレもだ。オレ、清水茜ってーんだ」
自分のこと『オレ』って言ってるし、制服のボタンは留めてないし、髪はボサボサだし、
なんだかすごいだらだらした格好だった。
顔は結構可愛いんだけど、やっぱり同じ女の子という感じじゃなかった。
「あたし、若月しずくっていいます!よ、宜しくお願いします!」
同じクラスだったということもあり、その子とはすぐに仲良くなった。
茜ちゃんは少し喋ってみるとすぐにいい人だということが分かった。
中学の時の友達はみんな違う高校に入って友達が誰1人も居なかったから、
とりあえず友達が出来て私は安心した。