声が聞きたい
ギシギシと音を作りながら

歩を進める。


閲覧室には私だけ。

観葉植物の陰のいつもの席。

写真集のぺ-ジを捲りながら。

今日もあなたの声の余韻を堪能する。

あなたの声

古い本が紡ぐこの空気

床の音

すべてが欲望をくすぐる。

あなたが、

ここに来て

あたしの名前を囁く


妄想?

現実?


ギシギシと足音が近づく、、


聴覚がざわめき


体中の感覚が期待をする。


ほら、もうすぐ。
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