あなたへ 【短編】




綾斗さんがあと2日後に退院する




と聞いたとき



物凄く


寂しくなった。














まだ少ししか合っていない


にもかかわらず



あたしは、綾斗さんを



信頼しきっていた。




綾斗さんの



雰囲気が好きだった。




なんでも



包み込んでくれるような


あの雰囲気に、


あの笑顔に


あの飾らない素の


綾斗さんが




好きになっていた。












<麻野雅side・了・>




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