こんなかたちではじまる恋
「冷めたのよ!」



貴女はそう言って走っていった。
あなたの残した一言は、深く胸に突き刺さった。


でも元はといえば自分が最低なことをしたことから始まった。
好きだと、きちんと伝えればよかった。
今さらそう思ったって取り返しがつくわけじゃない。



追いかければいいのだろうけど、それができなかった。
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