こんなかたちではじまる恋
あまりにも無反応なあたしに元カレもおもしろくなかったのか、あたしの頬を叩いた。



「…っ…!!!」



突然のことでびっくりした。
少なくともあたしと付き合ってる当時は一度も手をあげられたことはなかった。





「そんなにあの男がいいのか!?」





元カレは声を荒げた。




「おいさやか!あいつはどうやってさやかを抱くんだ?」




そう言ってあたしのストッキングを無理やり脱がそうとする。




そんな元カレを見て驚きとがっかりする気持ちが入り混じった複雑な気持ちになった。




「…やめて!あなたそんな人じゃなかったでしょ?」




あたしは精一杯言った。
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