こんなかたちではじまる恋
あたしの内線が鳴る。
電話を取ると社長からだった。
社長室に来いと言うことなので行った。
「済まないがこれを木村に、これを鈴木に、これを寺田部長に」
と社長が目を通し、修正をいれた資料を渡される。
「はい。わかりました」
社長からそれを受け取り部屋をあとにしようとすると、
「月島さんは社員旅行に行ったことあるっけ?」
と聞かれた。
女子はあたしと専務と専務のいる部署のおばさん事務員しかいない。
専務と事務員さんは昔からの仲のようなので社員旅行には参加していたけど、あたしはその輪の中に入ってまで旅行に行く気にはなれなかったのでいつも留守番をしていた。…といっても電話対応ぐらいだけど。
「いえ。いつも留守番で」
「だよねぇ。今年は下請けの会社と合同で盛大にやっちゃおうかと話しているんだ。あちらの女子社員も何人か来るみたいだし、月島さんも普段頑張ってるし息抜きに参加してみたらどうだね?」
最近ついてなかったし、気分転換になるかも…と思い
「ぜひ」
と答えた。
電話を取ると社長からだった。
社長室に来いと言うことなので行った。
「済まないがこれを木村に、これを鈴木に、これを寺田部長に」
と社長が目を通し、修正をいれた資料を渡される。
「はい。わかりました」
社長からそれを受け取り部屋をあとにしようとすると、
「月島さんは社員旅行に行ったことあるっけ?」
と聞かれた。
女子はあたしと専務と専務のいる部署のおばさん事務員しかいない。
専務と事務員さんは昔からの仲のようなので社員旅行には参加していたけど、あたしはその輪の中に入ってまで旅行に行く気にはなれなかったのでいつも留守番をしていた。…といっても電話対応ぐらいだけど。
「いえ。いつも留守番で」
「だよねぇ。今年は下請けの会社と合同で盛大にやっちゃおうかと話しているんだ。あちらの女子社員も何人か来るみたいだし、月島さんも普段頑張ってるし息抜きに参加してみたらどうだね?」
最近ついてなかったし、気分転換になるかも…と思い
「ぜひ」
と答えた。