こんなかたちではじまる恋
「俺は、ずっとこうしたいって思ってたよ?」

「なんでよ…っ」

「好きだから」

「……!!!!!そうやってすぐからかうんだから」



あたしがそう言ったところで、綾野はあたしにキスをした。



「顔真っ赤」



そう言うとさらに深くキスをしてきた。



この間は勢いに任せてたようなところもあったけど、今日は優しく優しくあたしに触れる綾野。



「やめて…お願い」



あたしはそう言う。
このままだと綾野のしかけた罠にはまって抜け出せなくなるような気がしたからだ。



「何で?やめないよ?」



綾野はそう言ってあたしの唇を塞ぐ。
そしてゆっくりあたしの服の中に手を入れた。
優しくあたしの肌を撫でる。
そのたびに体が反応してしまう。
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