こんなかたちではじまる恋
いつもと違った時間を過ごして、あたしたちはそのまま眠りにつく。


だけどいつもと違ったせいか、寝たらもったいないような気がしてあたしは眠れなかった。



ふたりでおんなじ香りに包まれている。



寝ぼけながらも綾野から少し間をあけて横になるあたしを引き寄せる綾野に、胸がキュンとなった。



だからますますこの関係がもどかしくも感じて、すぐ胸が苦しくなった。
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