息が止まるほど愛して欲しい
砕けば溶けて
杏との騒ぎのあと、確実に蒼太は変わってきた。
何があっても蒼太は瑠花を優先して、瑠花が男子とつるむだけで不安がるようになった。
「瑠花、今日は一緒帰れる?」
「今日は…って最近毎日一緒じゃなぁい?」
「うん、だね。…いいかな?」
「あはは!いいよ全然!今さらだよーそんなこと聞くなんて。」
会話は弾んでいるようには聞こえても、私は本当は少し恐い。
今は杏へ向けているの敵意が私に向いたら…
サイコパスという彼の事がますますわからなくなってきた。