息が止まるほど愛して欲しい


「えー、皆は同じ地区から来たようだが、2人だけ海外から帰ってきた子たちがいる。いまその2人を呼ぶが仲良くやってくれ。」


「え?マジで?海外とか!ヤバいな。」

「どこがよ!つーか高校でもいつメンかよ!」

「あー、確かに。高校になったし、刺激がほしいよね。」



うちは周りの声なんてどうでもいい。


「ねぇ、斎藤さん?もうさ、諦めたら?瑠花と蒼太はあなたを覚えてないよたぶん。」


諦めたら…??バカじゃないの?






諦められるなら、もうとっくに諦めてる。
だから周りなんて関係ない。うちのこと理解できるのは香太だけ。


周りにはようはないの。

「瑠花?蒼太?だれそれ!うち覚えてなーい!!」

周りに復讐を知られないように。
これだけ守れば大丈夫。
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