天然小悪魔彼女。


その可愛らしい声は俺に向けられたもので。


くそっ……だから嫌いになれねぇんだよ…。


さくらがもっと…意地が悪くて性格が悪い奴だったらいいのに。


俺はそう思いながらも、さくらに手をふりかえした。


そして、しばらく経つとさくらと安斉は再び歩きだした。


さて……俺も帰るか。


ここにいるわけにもいかねぇし。


フッと笑いながら俺も帰ろうと一歩進めた途端…。


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