神様に私の全部を奪われた。【番外編】




「どうしてって…えっと」


「私が相手では、嫌ですか?」


「え?あ、いえ…そんなことないですよ!私、ってきり…フウさんは教えてくれないかと思って」


「相手をしたくないなら来ない」


ま、まぁ、そうだよね…うん



「ごめんなさい、なら、お願いしますね。フウさん」


ニコリと笑い手を出すとフウさんはコクリと頷き私の手をとる



フウさんとって、なんか緊張するな。トールさんは、あんな感じだから…意識はしないけれど


フウさんって、少し紫音さんと似ているから緊張しちゃう



綺麗な銀色の髪の毛に、白い肌。そして、キッと引き締まった薄いけれど形の整った唇



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