神様に私の全部を奪われた。【番外編】




扇李様…なんていい花嫁と出会ったんだろう



女の子の私でも、素敵だと思う。私も…頑張ろう


私も紅茶を飲みながら、そう意気込み不意にあることが頭に浮かぶ



「あ、そうだ…」


「ん?」


「あの、お子さんは…あとどのくらいで…生まれるんですか?」


「あぁ、なんか…妊娠期間とかは人間の子供より少し早いみたいなんです。この間、サイさん…あ、扇李の従者なんですけど、彼曰く…あと50日くらいらしいです」


「そうなんですか…あの、身体に異変とかないんですか?その…一応子供を生んだら半分だけ神様になるって…」


「あ、それが…なんとも。それより…妊娠なんて初めてなんで…その不安の方が大きくて」


「………」



「なんて、そんなに不安ばかり言ってると、扇李に余計心配させるんで言いませんけど」


ペロッと舌をだし、笑う沙優さんに私もニコリと笑う



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