神様に私の全部を奪われた。【番外編】




それでも、イヤな顔をしないで付き合ってくれたトールさんには感謝してる



だから、頑張っていたたから、普段あまり褒めてくれないフウさんに褒められたのが嬉しく


ニヤニヤしてしまいそうな口元を引き締めると、それを見てフウさんはフッと鼻で笑う



「嬉しそうで」


「え?あ、そりゃ、嬉しいです…よ。褒められて嬉しくない人なんていません」


「そうゆうものですか」


「そうゆうものです」


「はい」



そんな、平凡な会話


最近…フウさんとは、こんな穏やかな会話をすることが多い



あからさまに敵意を向けられることは、もう一切なく


本当に、雑談と言うか…天界のこと人間界のことを話す



トールさんがいるときはあまり口数は多くないけれど、二人のときは不思議とフウさんは口数が増える


まぁ、それは紫音さんにも言える。紫音さんは二人だと口数が多いけど、誰かがいるとあまり話さない


とくに、お母様の前では




< 13 / 138 >

この作品をシェア

pagetop