神様に私の全部を奪われた。【番外編】
それでも、イヤな顔をしないで付き合ってくれたトールさんには感謝してる
だから、頑張っていたたから、普段あまり褒めてくれないフウさんに褒められたのが嬉しく
ニヤニヤしてしまいそうな口元を引き締めると、それを見てフウさんはフッと鼻で笑う
「嬉しそうで」
「え?あ、そりゃ、嬉しいです…よ。褒められて嬉しくない人なんていません」
「そうゆうものですか」
「そうゆうものです」
「はい」
そんな、平凡な会話
最近…フウさんとは、こんな穏やかな会話をすることが多い
あからさまに敵意を向けられることは、もう一切なく
本当に、雑談と言うか…天界のこと人間界のことを話す
トールさんがいるときはあまり口数は多くないけれど、二人のときは不思議とフウさんは口数が増える
まぁ、それは紫音さんにも言える。紫音さんは二人だと口数が多いけど、誰かがいるとあまり話さない
とくに、お母様の前では
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