神様に私の全部を奪われた。【番外編】
「ちょっ…と、トールさん!」
そんな乱暴に…っ!
「はは!」
「わ、笑いごとじゃなくて…」
「ん?あぁ、悪い悪い」
私から手をはなし、無邪気な笑顔を浮かべながらトールさんはそのまま私に寄りかかる
「…トールさん…重いです…てか、さっきフウさんにべったりなんて言ったのにトールさんもべったりじゃないですか」
「いや、だって…オーディンばかりじゃあずるいから。いいじゃねぇか。前もしたし」
「………」
まぁ、前も左右に二人をおきなぜか肩をかした
「仕方がないですね。休憩が終わるまでですよ」
「…んー」
頷かないうなり声、もしかしてフウさんみたいに起きるまでこうしてるつもりなの!?
「……はぁっ」
なんか、我が儘な子供が二人いるみたい
紫音さんとの間に子供が出来たら……
「………」
だめだ、子供は欲しいけど、想像するだけで大変だ
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