神様に私の全部を奪われた。【番外編】
「ん…?」
その姿を見ると、なんかだか違和感を感じる
あれ?普段、顔に感情は出さないフウさんだけれど…なんだか眠そうだ
「あの、フウさん?」
「…はい」
「まさか、眠いですか?」
「………」
「あ、違うならごめんなさい。なんとなく、そんな気がしたので」
「まぁ…半分眠いです。昨晩は見回りだったので」
「あ、そう、ですか…」
それなのに、付き合ってくれたの?トールさんもいないからって…
しかも、こんな時間まで付き合ってくれて紅茶まで用意してくれるだなんて
「あの、ありがとうございます」
「…いえ…別、に」
髪の毛をいじりながら、わずかに頬を赤くし、チラッと視線がぶつかるとあからさまにに視線を反らすフウさん
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