神様に私の全部を奪われた。【番外編】





「なら、ここで寝て下さい。いつもみたいに。内緒にしますから」



唇に人差し指をたてながら言うと、フウさんは数秒間わたしを見つめため息をはく



「はぁっ……それは…ずるい…」


「……え?」

「いえ、なら凜様がそう言うのなら、遠慮なく」



そうフウさんは言うと、そのまま私に背中をむけ横になってしまう



「……あ」


なんで背中をむけるの?いつも仰向けなのに…


てか、床…頭痛くないのかな?



「あの…」


「………はい」


「膝、貸しましょうか?」


「…………!?」


そう、なんとなく呟いた言葉にフウさんは勢いよく立ち上がり目を大きく開いてわたしを見る



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