神様に私の全部を奪われた。【番外編】





「わかりました。では、失礼します…」


「……あ」


そう言われると、フウさんは私の膝に頭をのせ、仰向けになり寝転がる



「…」



良かった…してくれないと思ってたもの



そっと、フウさんの髪の毛を触るとフウさんは気持ちいいのか目を細めそのまま私を見上げると



「………え?」



そのまま私の頬に手を伸ばし、触れるか触れないか程度で頬を撫でる



「ふ…フウさん?」


ドキッと胸がなり、視線を反らすとフウさんはクスリと笑う


「これくらい、慣れているのでは?」


「な、なにを…慣れてなんかないですよ」


「へぇ、そうですか」


「う」


あきらかに、"嘘をつけ"と、言いたそうな顔に


なんだか恥ずかしくなり、フウさんの手を優しく振り払うと


そのまま手を腹部に乗せフウさんは今度こそ目をしっかりつぶる



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