神様に私の全部を奪われた。【番外編】



え、え、え?



「紫音さん…?…」



腰から腹部にかけて手を回し、後ろから首筋に唇を落とされ身体がビクッと震える



「あ、あの…まだ、それは…早い…ですっ…よ」


嫌じゃないけれど、久しぶりなんだし…帰ってくるなり、それは…っ



「あの…聞いて…ん…っ…」


耳たぶを噛まれ、いやらしく首筋を次々に移動する感覚


紫音さん、私の話し聞いてない…!


「あの…し…お…んっ…さんっ」



身体に力をいれ、腰に回る手を触ると、紫音さんの唇が耳に近づく



「凜」


「…っ」


な、なに…?


「きちんと、湯を浴びたのか?」


「…え……へ?」


湯を浴びた?


「は、はい…入りました…って…汗臭いですか…?」


そんなはずは…汗をかいた時は不快にさせないように綺麗にしてるんだけど



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