神様に私の全部を奪われた。【番外編】
計算すれば、本日の睡眠は2時間弱
そんな気が…いや、そんな気がするのではなく
実際そうなんだ……
「ん…おは…よう…ご、ざいます」
目を擦りながら、ベッドから身体をおこし完璧に開かない瞳を開いたり閉じたりを繰り返す
「あぁ…おはよう」
「…は…ぃ」
返事をすると、いきなり瞼に唇を落とされてしまい
私の胸がドキリとなるけれど、これは最近の日課になっている
実は…あの日、紫音さんが迎えに来てくれてから、早いことでもう10日が経過した
紫音さんが迎えにきて、空界の屋敷に窓から入りベッドに入ったあの後は
紫音さんとずっくりと眠ってしまった
・