神様に私の全部を奪われた。【番外編】
あぁ、もう…いやだ…
盗み見たのをバレるなんて最悪だよ
しかも、色っぽいだなんて…そんなことを思うなんて…私の馬鹿
もう、どうしよう…こんな雰囲気は耐えられないし、何か話題を変えるよう
「えっと、紫音さん…?」
「どうした?」
「あ…あの…」
でも、どうしよう。名前を呼んだはいいけど
なにを話そう。えっ…と…えー…と…あ!そうだ!
「し、紫音さん…よく、任務とかに出かけますけど…何をしているんですか?」
「………え?」
そうだよ。よく考えたら、紫音さんの仕事についてあまりしらない
前に人間界と空界の見回りとかは聞いたけれど、他には全然
「教えて下さい、他に何をしに行ってるんですか?」
「そう、だな…何を言われると難しい」
顎を手で触り、少し唸りながら口を開く
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