神様に私の全部を奪われた。【番外編】




人間界なら、セレブ妻か…


まぁ、この屋敷もかなりセレブ感は満載だけれど




「なんか、いつもお疲れ様です」


「…あぁ、ところで、そんなことよりも…私も凜のこと…知りたい」


「……え?」


「人間界にいた時、どうゆう子だったんだ?アン様は、泣き虫だけれどとても強い子だと言っていた」



「え?あ、あー…まぁ、泣き虫だったのは、否定しません。小さな時は、男の子によくいじめられましたから」



「…なんだって?」



私の手を握る手に力がはいり、彼は私のほうを振り返ろうとする



「ちょ、み、見ないでくださいよ!」


手を伸ばし、彼の視界を塞ぐと少しムッとしたように口元を引き締め私に背中をむける




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