神様に私の全部を奪われた。【番外編】





そう言うと、トールさんは私を疑うような瞳で見つめ髪の毛をかきあげる



「わかりました。そう言うならいい。けど…練習は午後からにしよう。俺も踏まれ過ぎて脚が痛い」


肩をあげ、気を使ってくれてるのか


休憩しようというトールさんに私は頷く



「…はい。なんか、ごめんなさい」


なんで、こんなに今日は踊れないんだろう


紫音さんと喧嘩して、気持ちがモヤモヤしてるからかな…って、彼のせいにしたら駄目だよね



ため息をはき、私はその場に座り込むとトールさんは"お茶を持ってくる"といい部屋を出ていき



残ったのは、私と壁に腕を組ながら寄りかかるフウさんだけ


そんな彼をチラリとみると、フウさんは私に近付きまるで励ますように頭を触る


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