神様に私の全部を奪われた。【番外編】
「え?ちょ…紫音さ…ひゃっ…あ」
「……」
ゴツンと額と額がぶつかり、至近距離でぶつかる視線に胸がなる
し、紫音さん…ま、またっ!
「あの…駄目です…何かしたら、今度は…絶対に口聞きませよっ」
昨日、約束を破ってあれだけしたんだから…今日はさすがに身体が持たない
てか、なんで帰って来てすぐにこうなるの?
相変わらずのポーカーフェイスからは本当に何を考えているのか分からない
「…は、早く…は、離れて下さい…それと、早く髪の毛を…なんとかして下さい。つ、冷たいですからっ」
ポタポタと紫音さんの髪の毛から落ちる雫が頬や首、鎖骨や手に当たり
冷たくて、熱い……あぁ…もうっ
「紫音さん、本当に、駄目っ」
彼の胸をおし、体に力を入れた時―…
「……んっ」
熱い唇が私の唇を奪った―…
「…ん…っ」
ま、また…強引に!口を聞かないって言ったのに!
最近、なんだか色々なことに強引になって…いや色々じゃない
私に触ることにかけて、以前より強引でエスカレートしてきてる
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