神様に私の全部を奪われた。【番外編】






「凜、言うようになったな」


「え?あ、当たり前ですよ。紫音さんに遠慮はしません」



とくに、これからの関係を続けていくには、こうゆうことに関しては遠慮してはいけない。相手は紫音だし



腰に手をあて、紫音さんに言うと紫音さんは何かを考えるように顎をさわり


フッとまた鼻で笑うと首にかけたタオルを床に投げそのまま髪の毛をかきあげる



「そうかもしれない。凜の言う通り遠慮はしないで拒否した方がいい」


「………え?」



な、なにそれ…反対すると思ってたのに賛成してくれてる?



「は、はぁ…まぁ、分かってくれたのならいいんですけど…」


なんか、引っ掛かるのは気のせいだろうか


でも、あえて気にしないほうがいいか…賛成してくれたみたいだし



「えーと、じゃあ…取り敢えず…タオルをおとなさいでちゃんと髪の毛を拭いて下さいね?」


紫音さんが投げたタオルを拾い紫音さんに差し出す



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