神様に私の全部を奪われた。【番外編】
「あ、ついでに服も着替えますか?ちょっと待って下さい。今出しますから…そうだ、濡れてるってことは今まで外にいたんですか?」
そう言い、タオルを紫音さんに握らせ服を出そうと背中を向けると…
ガシッ―…
「………えっ?」
「凜」
腕を捕まれそのまま顎を持ち上げられ至近距離で視線がぶつかる
ちょっ……
「紫音さん…っ…!?」
な、なにをっ
「私の話し聞いてなかったんですか!」
さっき、賛成したのは演技だったの!?
「聞いていた。だけど、聞きたいことがある」
「…へ?な、なんですか…?」
「凜は私に遠慮しないと言ったのなら、私も凜に対して遠慮しないほうが…公平かと思う」
「……え」
「そう思わないか?」
それは、まぁ………
「そう、かも…しれない…です…けど…」
「あぁ、だから、私もこうゆうことに遠慮はしない」
「…なっ…ちょっ」
イヤな予感がして、逃げるようとした時はすでに遅く
彼は私の身体を抑え首筋に顔をうめてくる
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