神様に私の全部を奪われた。【番外編】
「別にいいじゃないか、嫌いじゃないんだから」
「…それは」
ま、まぁ…嫌いじゃない…し…どちらかと言えば好きだけど…いつも、なんかくすぐったいんだもん
毎朝、毎朝、重い瞼は紫音さんによって起こされて
ドキドキが止まらないよ…
そんな思いに、1人ベッドに座りながら、ひたっていると紫音さんはいつの間に着替えたのか
いつもの、着物をアレンジした奇抜な服に着替え髪の毛を緩く結ぶ
「それより、今日は風神達と練習の予定か?」
「え?あ…はい。そうです」
ベッドの周りに散らばった服を拾い一枚だけ羽織りベッドから立ち上がれば、そのまま紫音さんに手を引かれ
ギュウと抱きしめられる
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