神様に私の全部を奪われた。【番外編】
せっかく、思いが通じてここ数日は幸せな日々を過ごしていたのに
一昨日から、何かが崩れてる
正直、私は…紫音さんと身体を重ねるのはイヤじゃない
だから、私が紫音さんのために頑張れいいって…一人になって考えれば思うけれど
もう、ここまで来たらそれだけが問題じゃない
身体だけが目的とは思ってない。だって、いつも甘く好きって言ってくれてるし
彼に抱かれるときは、愛を感じる
だから、私の中の問題はもちろん夜の営みのこともあるけれど
それだけじゃない………
せめて、別居するって言った時に必死になって追いかけて来たら許すのに……
希望を胸にもう一度振り替えるもやはり姿はない
「…………」
あぁ……駄目だ。やっぱりむかつく
嫌いなんて、嘘を言ったけれど冷たくされると
本当に嫌いになりそうだ…
「………はぁっ」
そう深いため息をはくと…
「凜様!」
「………え?」
背後から名前を呼ばれ振り向けばそこにはツヴァイさんがいた
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