神様に私の全部を奪われた。【番外編】




――――…
――…




「なるほど、それで部屋にいなく元気もなかったのですね」


「……はい」


「凜様も、随分と大それたことをしました」



「それは、自分でも思います。けど、なんか意地になっちゃって…」



ツヴァイさんにすべてを話した私達は取り敢えず食事を取りながら話していたのだ



「仕方がないですよ。そのようなことがあれば。凜様のお気持ち、痛いほどわかります」


「…は…はい」


「でも、どうしましょうか…紫音様の言う通り、凜様を人間界につれていくのは出来ないですけど、何か協力したいですね…」



「…そんな、あまり気を使わないで下さい。私も無理って分かって言ったんですから」


「しかし…はぁっ」



ため息をはきながら、ツヴァイさんは視線を落とす



「って、言うか…私はそれより、追い掛けて来てくれなかった紫音さんに、ショックです」


「………え」


「自信があるのか知りませんけど…追い掛けてでも私を引き留めたいって思う存在じゃないのかもしれないですね」


「そんなことないですよ、必要だからこそ、以前は迎えに行ったのではありませんか」



「………」


それは、そうかもしれないれど…


それなら、なんで今回はあんな態度をとるのよ



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