神様に私の全部を奪われた。【番外編】





「…あっ…し、紫音さん…?」



ど、どうしたの?朝からベッドの上以外で抱きしめられるなんて久しぶり


いつも、朝は忙しいから、紫音さんはすぐに部屋を出ていくのに…



「……」



珍しい行動に、不振に思うも身体を委ねると紫音さんは口を開く



「そうか…なら、トール達にはしっかり習うといい」


「あ…はい」


「慣れないことをさせてすまないな」


「大丈夫ですよ」



実はここ数日、私はフウさん達にダンスを習っているのだ


なんでも、花嫁なんだから、誰から誘われても踊れるように身につけておくのがいいとか



やったこともないし、知識もない。おまけに運動音痴だけれど




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