神様に私の全部を奪われた。【番外編】
カミングアウト
―――――…
―――…
数時間後
「よし、じゃあ、そろそろ休憩するか」
「はい」
あれから、私はすぐに練習をするためトールさん達のもとにむかった
そして、いつもと同じように練習を続け数時間が経過し、私達は座りながら休憩をしていた
「はぁっ、しかし…こう毎日踊ってると、任務より疲れるな」
手を伸ばし座りながら背伸びをしてトールさんは言う
「あ、ごめんなさい…毎日、毎日…私のために」
さすがに、毎日は悪かったかな?そうだよね。ほぼ毎日、朝から夕方まで付き合わせてるから
頭を軽く下げると、トールさんは慌てて手をふる
「いや、そう言う意味じゃないから…」
「…でも」
「い、嫌なら…しない。だから気にするな…いや、しないでください…」
「……トールさん」
僅かに頬を赤くそめ、視線を落とす彼に私の口元はゆるむ
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