神様に私の全部を奪われた。【番外編】
ふふ…トールさん…最初は私のこと追い掛けて来たから怖い印象だったけど
面倒見はいいよね。いいパパになりそう
「ありがとうございます」
「お、おう」
「…ふふ」
そんな会話を休憩しながら、トールさんと続けていると今まで適当な場所で寝ていたフウさんが起き上がり
乱れた髪の毛を整えながら、私の右側に腰をおろす
「あ…フウさん。起きたんですか?おはようございます」
「…」
私の言葉に無言でコクリと頷くと私の左に座るトールさんがフウさんをにらむ
「お前、よくそんなに寝れるよな」
「………」
「つか、寝すぎだろう!昨夜は任務じゃなかっただろう?」
「………」
「って、無視するなよ!」
「……あ、はは」
私を挟んでの繋がらない会話
左にはトールさんで、右にはフウさん
なんとも言えない状況に苦笑いをするとトールさんは無視を続けるフウさんに頬を膨らませる
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