神様に私の全部を奪われた。【番外編】
左と右にかかる重み
普通…こうゆうのって…逆のような気がするんだけど……
「………」
ま、まぁ…それだけ私を信用してくれてるのかな
以前なら、こんなのありえないもんね
「…はぁっ」
重いけど、休憩中くらいいいか…二人にはお世話になってるし
そんなことを考えながら、ただ身をゆだねていると不意に右にいるフウさんが目を瞑ったまま口を開く
「…喧嘩」
「…ん?……え?」
「紫音様と、喧嘩をしたんですか?」
「…………あ」
な、なんで知ってるの!?
「えっと、それは…その…」
いきなりの話題に、なんと答えたらいいのか分からなく黙っていると
今度はトールさんが口を開く
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