神様に私の全部を奪われた。【番外編】
考えれば考えるほど、自分の顔がけわしくなるのがわかる
「…トールさん、フウさん」
「ん?」
「…あ?」
「ごめんなさい、わたし少し紫音さんに話があるので、一回抜けます」
「…え?」
もう、紫音さんにガツンと言わないと気がすまない
喧嘩したばかりだけど、こうゆうことは言わないと
これから先、毎回こんな風に隠されてるなんて嫌だ
おかしいよ。紫音さん。言わなくていいこともあるかもしれない
でも、これは違う。紫音さんはどうして私に話してくれないのよ
胸がぎゅうと痛くなり、黙っていられたことが悲しと言う感情と怒りがあふれ
私はトールさん達の呼ぶ声を無視し、急いで紫音さんがいる場所に向かったのだった
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