神様に私の全部を奪われた。【番外編】
「ですから、時間の流れとか、子供が出来たら私はその子の力を貰い、長生きするとか、紫音さんは150歳とか…そうゆう話しです!」
私がそう言うと、紫音さんはため息をはき再びペンをもち私から視線を外す
「そんなことか」
「そ、そんなことって…」
「確かに、言ってない。言うつもりもなかった」
「………え」
言うつもりもなかった?…なかったの?私が二人から聞かなかったから黙ってるつもりだったの?
「ど、どうして、ですか…?」
「別に、言わなくても…時間の流れのことは、子供を産めばもとに戻る。それなのに、言う理由がない。それに年齢も、私が150歳だから、問題でもあるのかい?」
「…………」
「神は人間より、長く生きる。だから、年齢というものに執着はしない。第一、凜も長く生きられるくなる。どこに問題があり、言う必要があるんだい?」
「……………」
そんな、確かに理屈はそうだけど…そうゆう問題じゃない
問題がなくても、紫音さんから、それを言ってくれるか。くれないかが…大事なのに
なんで、わかってくれないの?
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