冬の花
それなのに君は俺に微笑むから
俺の顔は真っ赤に染まった
それを見て頬を少し染める雪野さん
俯く俺達を後から来た花園さんが
不思議そうに見る
「何やってるの?行くよ。」
「あ、うん。」
「ああ、行こうか。」
俺たちは近くの笹が置いてある所へ行く
そこには俺達以外誰もいなく
すごく静かで三人で笑った
短冊に願い事を書いて笹に括る
「何書いたの?」
「秘密。」
三人で天の川を見て笑う
帰り道、もう一度空を見上げたら
流れ星が見えた