冬の花
次の朝。
少し眠い目をこすりながら起きて準備をする
今日の登校日が良いか悪いか考えながら
食パンとオムレツを頬張る
桜木くんと会えるのは良い事だけど
学校に行くのはどっちかっていうと悪い方
うーん。
制服に着替えるもまだ悩んでいて
まぁ悩んでもしょうがないと気づいたのは
すべての準備が終わってからだった
「いってきます。」
リマにキスをして玄関を出る
すると玄関前に桜木くんが立っていた
「おはよう冬花。」
相変わらずカッコイイ姿で優しく笑う
「お、はよう。」
まさか迎えに来てくれると思わなかった