冬の花




桜木くんが来て安心したはずなのに

呼吸はしにくくなっていくばかり




段々目の前がぼやけていくけど


また胸の苦しさで目が開く




「冬花!?」




美咲も気づいたのか冷や汗をたらしながら

駆けて来た





もう私には美咲達を見てる暇は無く


ただただこの苦しみが私を襲ってくるのに耐える




「落ち着いて、ゆっくり深呼吸して。」





桜木くんは少し焦りながらも

冷静に私に接し背中を優しくなでる





「はぁっはぁっ。

で、き、ない、。」




ちゃんと声になっているかは確かではないけど


精一杯出したつもり



伝わったかな

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