冬の花
~冬花side~
ご飯を食べ終わって私は食器を片付けながら
不安になって桜木くんに尋ねる
「時間は大丈夫なの?」
桜木くんは笑って私を抱きしめてきた
ちょっと片付け辛くて困ったけど
桜木くんに抱きしめられた時の香り好きなんだよね
優しく私は柔らかい体温に包まれていく
「冬花がいいって言うまでずっと居てあげるよ。
本当は寂しいんだろ?」
心の中を見透かされて思わず皿を落としそうになる
本当に桜木くんには適わないなぁ
私は片づけをさっさと終わらせ
桜木くんとソファーに座った