冬の花
学校に着き、張り出されたクラス分けの紙を見る
私は・・・2年A組。
あっ。今年も美咲と一緒のクラスだ。
美咲と他愛のない話をしながら、二階にある私たちのクラスへ向かうが
し、視線がいたたまれない。
美咲はかわいいいからつい見ちゃうのは分かるけど、
あまり私まで見ないで欲しいよぉ
美咲の隣に並ぶには、私は地味というか
釣り合ってないのは自覚している
腰まである黒髪、目が隠れるほどの前髪
最悪な容姿
体が弱くて内気な性格
美咲とは正反対。
周りの視線を俯くことでかわして過ごし、教室に入る
「おはよう。」
美咲がクラスメイトに笑顔で挨拶すると
『おはよう////。』
顔を真っ赤にした男子が挨拶してくる
この光景は毎日繰り返される。
その為、流石の私も慣れてしまって驚かなくなっていた