冬の花

もう絶対に近づけないようにしてやる



待っててねゆーくん

あの女消してそっちに行くから



「もしもし、例の奴お願い。」


あの人たちにも電話しなきゃね



私は笑いを堪えながら
ある人に電話をかける




これからショーの始まりよ



電話を切りソファーに座る


机の上に置いてある紙を見て
微笑みがこぼれた




「ゆーくんは私のものよ。」



紙をくしゃくしゃにして
ゴミ箱へ投げ入れる


そしてもう一度携帯を出し
待ち受けにキスをした



さあ、ショーのはじまり。


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