冬の花


私を心配して泊まってくれた美咲


ごめんね

迷惑かけて



でも、怖いよ



先輩のあの目が怖い



縮こまる私の頭を
ぽんぽんとなでる美咲


美咲の手は魔法の手



私に安心をくれる



美咲は私が寝るまで
ずっと頭をなでてくれた



朝には私のもやもやと雨を
すっかり止んでいた



「これからどうしよう。」



制服に着替えながら
少し考えてみるも



答えは出ないまま



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